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11月3日、文化の日に、我が家の大好きな、作曲家兼ピアニストの中村由利子さんのコンサート「ピアノファンタジ−2019」に家族全員で行きました。場所は、JR飯田橋駅から徒歩15分くらい、神楽坂の近くにある「トッパンホール」でした。
 
今回は、新たに録音されたベストアルバム「Best 2019 あなたが微笑む日」のお披露目も兼ねてのコンサートでした。

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写真が、演奏された曲目です。
ピアノソロのメロディの美しさが光る「Dear Green Field」「哀しみのラプソディ」「パストラル」...
由利子さんのピアノの音の響き、そして、いつもの伴奏者である植木昭雄さんのチェロの重厚な音色は、生演奏の美しさを奏でていましたが、曲の最後の音が消えるその瞬間の余韻も美しい。
これがコンサートなんだと思いました。 

由利子さんは、相変わらず、お茶目なトークで、可愛らしい。
そして、ステージの光に照らされた素顔は、還暦を迎えたとは思えぬ美しさ。どう見ても、40代前半くらい。きれいな女性は、いつまでも変わらないのだなと思いました。

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前から4列くらいだったので、間近でステージを堪能できました。
休憩時間中に、新しいベストアルバムを買いました。
そして、コンサート終了後、娘はそのCDを持って、由利子さんにサインをもらいに行きました。

以前のように銀座のヤマハホールだと、帰りに、銀座ライオンに立ち寄れて便利だったのですが、銀座まで行くとなると、遠回りになるので、つくばエクスプレス秋葉原駅ビルのレストラン街にある、英国パブに行きました。ここで、軽くビールを飲み、フィッシュ&チップスやローストビーフをつまみました。
ただ、禁煙席は店の外で、イマイチでした。

帰ってからは、買ってきたアルバムを聴いてみました。
楽しみにしていたのが、由利子さんを知るきっかけになったTOKYO-FMの深夜の人気番組「ジェットストリーム」のリニューアル時(90年代初頭)の オープニング曲「JET STREAM 〜I Wish」とエンディング曲「トワイライト・ウィンズ」です。
オリジナル録音の方が、多くの楽器が参加していて、アレンジが重厚なので好きです。しかし、シンプルにピアノとチェロとギターの3つの楽器での演奏でも、やはり美しさは損なわれていないと思いました。

由利子さんのデビューからジェットストリームのテーマ曲が収録されているアルバムくらいまでは、オーケストラも参加の重厚な音作りでした。しかし、近年は、資金的な理由が大きいのか、シンプルなアレンジの曲が多く、少し残念な気持ちもあります。由利子さんの最近の曲を、もっと凝った重厚なアレンジでも聴いてみたいと思うのは、私だけかなあ...? 日本食のようにシンプルで美しいのが近年の由利子さんのアルバムなら、初期のアルバムはフレンチのフルコースでした。

コンサートでは、「イメージリクエスト」が今回も行われ、観客からリクエストされた言葉のイメージから、即興で曲を作り(チェロやアコーディオンの伴奏も含めて)、すぐ演奏すると言う、離れ業を披露されます。才能が全く枯渇しないのは凄い! 

今年も、大いに楽しませていただきました。 
最後に大好きな90年代のジェットストリームのOP&ED曲を貼ります。