この1〜2年くらい、キャンプ場が予約しづらくなりました。2泊3日は、3ヶ月前でもダメ。1泊2日でさえ、1ヶ月前ではダメっぽいです。
家内の書道教室に来ている子供達のお宅でも、皆、キャンプに行っていて、半年前にお父さんが予約してなんとからしい。
再びアウトドアブームなのかな?

我が家は、娘が1歳になったばかりの時やったデイキャンプが、記念すべき第1回。90年代の空前のオートキャンプブームにのっかってのスタートでした。

あれから26年過ぎ、初々しかった我が家も歴史を重ねました。
でも、キャンプは趣味の中心であり続けています。

前回6月に城里町ふれあいの里でキャンプした後、秋のキャンプを予約しようとしたら、2泊3日の連休は既にすべて埋まっていました。そこで、通常の10月の土日で1泊2日としました。

だんだん日が近づいてきて、気になるのは天気です。予報は残念ながら、雨の可能性を伝えていました。
もし雨が降ってキャンセルすると、翌週以降の土日は、既に予約で埋まっていますので、今年のキャンプが終了してしまいます。

祈るような気持ちで、当日朝を迎えました。

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雨の予報は土曜日の夜からで、日曜日の午前中までとのことでした。
うまいこと早めに上がってくれることを祈りながら、支度開始です。

愛犬こはるが、そわそわしだし、「自分も連れて行ってくれ!」と不安そうに鼻をピーピー鳴らします。
家内は、「寒がりのこはるは、連れて行かない。娘が夜仕事から帰ってくるので、家でお留守番。」と言ってました。
でも、こはるにはそれがわかるらしく、「お父さん、連れて行ってよ!」と私にまつわりついてきます。
仕方なく、「わかったよ、こはるちゃん連れて行ってあげるよ」と言ってました

しかし、相変わらず、こはるはせわしなく歩き回り、そして、なんと、玄関マットにオシッコをしてしまいました。

家内は、カンカン! 「こんな忙しい時に、余計な仕事が増える!」
「アレレ、よほど自分ひとり置いていくな!というメッセージだね」と家内を説き伏せ、車に乗せるワンコ用ケージを玄関に出すと、こはるはその中に入って待ってました。

13歳半過ぎたこはるは、人間でいえば、68歳ほど。感情豊かな、お話好きなワンコです。

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自宅から常磐自動車道に乗って、1時間ちょいで、ふれあいの里に到着。
受付は、いつもお世話になっていますお兄さんでした。

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とりあえず、タープとテーブルを出して設営した後、お湯を沸かし、カップラーメンを食べます。
今回は好物のニュータッチ喜多方ラーメンでした。これ、結構美味しいです。
昼食を済ませた後、残りの設営を終えます。

本来なら、秋の真っ青な青空とうろこ雲を期待したいところでしたが、あいにくの曇天。
まだ雨が降っていないだけ、マシでしょう。

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15時ちょっと前。
家内とティータイムです。
前週に福井に帰省した時のお土産「羽二重くるみ」を食べながら、熱いコーヒーを飲みます。
心落ち着く時ですね。
羽二重くるみは、福井で一番人気の銘菓です。伝統の羽二重もちを洋風のパイ生地でサンドしてあり、甘さとくるみの香ばしさのバランスが絶妙で、職場の皆にお土産として食べてもらうと、誰もが「こんな美味しいお菓子、なかなかないですね」と必ず言うほどです。

夏の暑さが懐かしいほど、すこしひんやりした空気です。フリースの上にウィンドブレーカー代わりのモンベルのゴアテックスレインジャケットでちょうどいい。
ワンコはやはり寒がって、暖かい車の中にいます。

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最後のセッティングとして、テントの中で使うキャンプベッドを組み立てていたところ、パイプの端面で親指を切ってしまいました。普段から山登り用のエマージェンシーキットを持ち歩いているので、止血をした後、アルコール消毒綿で消毒した後、バンドエイドで傷口を保護しました。

これから、夕食の準備をと思っていたのですが、家内からは「傷口があるのに調理すると、食中毒につながるからダメ!」と言われてしまいました。

夕食の準備は家内にお願いして、自分はキャンプ場内を散歩です。

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フリーサイトの第3オートキャンプ場に行くと、雲の切れ目から、夕暮れ時の薄日が差し始めました。

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マス釣りが楽しめる池は、親子連れで大賑わい。以前には見られなかった光景です。ここ数年のふれあいの里改革が実を結んでいる感を強くしました。

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天文台での天体観測会に参加するつもりでしたが、この空じゃだめですね。

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さて、家内と一緒に、隣接する「ホロルの湯」に一風呂浴びに行きました。
日が暮れるのも早くなってきました。
薬湯につかり、露天風呂に移ってじっと目を閉じます。
ここちよい癒し音楽が流れています。

身も心も解放されるためにキャンプに来ています。
ああ、本当に良い気持ちだ。

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再びふれあいの里に戻り、夕食です。
今夜は、チーズフォンデュです。
今回は、何から何まで家内任せです。

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冷えた缶ビールを開け、乾杯。
溶けたチーズと玉ねぎの甘さと旨味、そしてワインの芳醇さを感じるソースに、フランスパンをつけて食べると、熱々です。
ジャガイモ、ソーセージ、肉をつけて食べます。

「スイスのグリンデルワルトのホテルで食べたチーズフォンデュよりも、コッチの方が美味しいね!」そんなことを言いながら、食が進みます。

食べ終わったら、AMラジオをつけ、ここでしか聞けないIBS茨城放送を聞きます。
のんびりした時間を過ごしました。

ただ、1時間半ほどして、急に腹痛が!
トイレになんども駆け込むことになりました。
家内は大丈夫でしたので、もしかしたら、親指の傷口を口でしゃぶって血を止めた時、ばい菌も飲み込んだのかも。疲れもあるし。抵抗力が弱っているのかも。

21時には就寝しました。
ちょうどその頃から、ぼたぼたとテントを打つ雨の音が。
明日、早めに雨が上がってくれると良いけど。

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翌朝は5時過ぎに起きました。
あいにく雨がまだ降っています。

吐く息は白く、暖をとるための炭火を起こします。
そしてお湯をその上で沸かします。

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そして6時半過ぎから朝食。
朝日を浴びて、そよ風に吹かれてのキャンプ場の朝が一番良いのは決まっていますが、まあ、こんな朝も、それはそれでよいものです。やっぱり自然に囲まれていることが大事。

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朝食が終わって、洗い物に行こうとした時、突然日が差し始めました。

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これはラッキーだ。濡れたテントとタープを乾かした後で帰宅できる!

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すっかり晴れ渡り、朝起きた時からこの天気だったらと、少し悔やまれます。

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11時ちょっと前に撤収完了です。
今年のキャンプがこれで終わると思うと、まだ名残惜しいなあ。

荷物を積んだアコードワゴンのサイドビュー。
低く構えたデザインバランスは非常によいなあ。
荷物はミニバン並にたくさん載る。4輪ダブルウィッシュボーンサスは、1級のしなやかさを持つ足回り。

ホンダからは、マイナーチェンジを受けたジェイドがだいぶかっこよくなり、待望の5人乗りステーションワゴン仕様が出ました。ステーションワゴン仕様のスペックを見ましたが、荷室はアコードワゴンよりだいぶ小さいようです。ルーフレールの装着不可。ドアに挟むタイプのシステムキャリアのみ。
これでは、ハイブリッドシステムとホンダセンシングのみの進化になり、あとは後退。
こだわりのユーザーに対応できるようなアクセサリーを用意しておかなくちゃ。
研究不足なのか、情報不足なのか... あと一息なのに、惜しい。
VWパサートの方が、アコードワゴンにずっと近い...

アコードワゴンがまだまだ乗れそうなので、まだまだ大事にしていきたいと思います。

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さあ、出発だ!
すっかり晴れました。
ちょっと暑いくらい!

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帰りに、ふたたびホロルの湯に立ち寄って、一風呂浴びました。
本当は、食事も済ませるつもりでしたが、気温が上がり、車の窓を少し開けただけで車内で待つワンコが心配なので、やめました。
気温は22度なので、結果的には問題ありませんでしたが。

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昼食は、友部サービスエリアで食べました。
お腹の調子が心配なので、うどんを探したところ、近くにある笠間神社にちなんだ「笠間稲荷うどん」を食べることにしました。
油揚げの焼印がかわいらしいです。味も美味しかった!

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なんと、雲行きが再び怪しくなり、雨が降り出しました。
ここで、家内は「笠間焼」のビアマグペアセットを買って、故郷のお友達に送っていました。

女心と秋の空ということわざがあります。
まさに今回のキャンプはそのとおりの天気でした。

ただ、「女心と秋の空」はもとは「男心と秋の空」だったんだそう。
まあ、我が家は、変わらずこのまま残り人生を過ごしたいですねえ。