長年、NHKラジオの語学講座で英語の勉強を続けています。3年ほど前に初めて中国に出張に行ってからは、中国語も勉強し始めました。

元々は、毎日夜タイマー録音して、ウォークマンで通勤時間帯に聴くようなスタイルでずっとやってきました。しかし、ともすれば忙しい時などテープ(MDは持っていないのです!)が溜まってしまい、聴かないまま終わってしまうこともあったので、最近では、日曜日の午前中の再放送時に2時間半近く、リアルタイムで聴くようにしています。
新しいスタイルも生活のサイクルの中に完全に溶け込み、特に、最近になってようやく中国語に慣れ始めてきたこともあり、日曜日の午前中が楽しみにすらなってきました。[E:happy01]


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勉強しているのは、「入門ビジネス英語(月曜〜火曜)」「実践ビジネス英語(水曜〜金曜)」「まいにち中国語(入門編)」の3講座です。

特に好きなのは、「実践ビジネス英語」です。講師は杉田敏先生。初めて聴き始めたのは1996年で、当時「やさしいビジネス英語」という名前の講座でした。それまでもNHKで「ラジオ英会話」などを長年聴いてきましたが、「やさしいビジネス英語」というタイトルとは裏腹に、難しい単語がたくさん出てくる難易度の高い講座で、ずっと敬遠してきました。しかし、TOEICの成績が伸び悩んでいて、どうしたものかと思っていたところ、当時出会ったパソコン通信NIFTY-SERVEにて、「英会話フォーラム(FENG)」というバーチャル英会話勉強サークルがあって、ここで「やさしいビジネス英語」を教材に取り上げていたので、一念発起したのでした。

FENGでは、番組でのアシスタントの方の英語のみによる解説をディクテーション(書き取り)して、相互で答え合わせすることと、単語テストが毎週末ありました。これを続けているうちに、当初675点程度で伸び悩んでいたTOEICの成績は、700点の壁をすぐに突破し、さらには800点の壁も突破し、始めてから4年後には800点台の後半(Aクラス)を獲得できるようになりました。
当時、FENG内ではTOEICの得点に応じて相撲の番付表があり、これも励みになりました。

杉田先生の講座は、アメリカ社会の最新の話題をベースに作ってあり、単なる英語の勉強を超えて、いろいろと考えさせられる講座です。そういう意味でも続けてきてよかったと思っています。

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これは始めて1年たった頃、「やさしいビジネス英語」テキストの投書欄に載った時のものです。
ずっと抱いていた“海外へ仕事で行きたい”という夢は、なかなか叶いませんでした。それでも勉強だけはずっと続けておりました。そして、ここ数年、その夢がようやく叶いました。

ただ、叶ったのは語学力のお陰ではありませんでした。国内拠点についての改善活動を引っ張っていたのが会社に認められ、さらには海外拠点まで対象拡大して改善活動を進めよということで、海外出張に何度も行けることになったのでした。多くの人の力を借りながら、自分の夢が気がついたら叶っていたという具合でした。たぶん上司を始めとするいろいろな方々の配慮もあったはずです。ありがたいことでした。
一方、語学力を高めていたお陰で、現地スタッフの方々とは直接コミュニケーションでき、仕事を進める上でも大いに役立ったのでした。中国やASEAN諸国の現地スタッフも、共通語として英語の力を相当身につけており、これからの日本の生きて行く方向を考えると、共通語でコミュニケーションが取れるというのは、“特技”というよりむしろ“基礎学力”になるかもしれません。

最近、ラジオ講座とは別に、本を1冊買って勉強しています。
「ビジネス英会話 即戦力ブック」
ビジネスシーンによく出てくるフレーズを集めた文例集で、NHKのラジオ講座と同じ形式を取っています。NHK「入門ビジネス英語」そのものという感じですが、コンパクトにまとまっているので、復習するにはもってこいです。
最近の出張で、常套句がすぐに口から出てこないことが何度かあり、もう1回、基礎を総点検しようと思ってやっています。

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最後に、これを読んでいる方で、「夢」を持っているけど叶わなくてくすぶっている方がいるならば、こう伝えたいです。

「夢をあきらめないで。遅咲きであればあるほど、叶った時の喜びは大きいものですから....」

これは、ともすれば困難にくじけそうになる自分を励ます時の言葉です。